製品紹介 ワイズジャケット スチームカウンセリング お問合せ・カタログ請求 YA News 会社案内 ポンピングトラップ コネクタースチームトラップ ホットウォーターシステム ACTION!
スチームジャケット釜は、食品・製紙・缶詰等の各種産業に用いられています。
スチームジャケット釜には2種類の型式があります。
○固定式重力ドレン式
○傾斜式サイフォンドレン式
基本的には問題は同じですが、トラップの取付けには別個の方式を採用しなければなりません。
スチームジャケット釜は通常バッチ方式で運転されますから、注意しなければいけないことに、ジャケット内にその都度エアーが混入します。このエアーがジャケット内に存在することにより、有効な温度上昇が得られなくなります。
更に、ジャケット釜全体を均一な温度に保持できなくなります。このことは温度分布が偏るため、製品が焼損したり、仕上りにむらが出来、又遅延が生じます。例えば容積比で0.5〜1.0%のエアーが混入することで、
熱効率が50%も減少することがあります。これはエアーの熱伝熱係数が低いため、断熱効果として働くからです。
スチームジャケット釜に取付けられるトラップは、ドレンを確実に完全に排出できる機能を備えなければなりません。これはドレンの滞留がありますと、温度の制御が不安定となり、釜の伝熱面の減少により処理能力も低下いたします。
■トラップの選定

安全係数
    通常は3で取ります。
  トラップ型式
    釜の形状、被加熱物の性質などによりトラップの選定が変わってきますから、多数の釜を使用している工場では数種のサイズのトラップを試験的に使用して、その後に最適なトラップを決定することが望ましいです。
[ 注意事項 ]
釜に蒸気を送る時には、十分な大きさの配管を備えて下さい。蒸気供給管はジャケット釜の上部より接続し、蒸気が釜全体に均一に流れるよう考慮して下さい。
  取付方法
    トラップは釜に近接して取付けて下さい。
    ジャケットの上部にベローズ式のエアーベントを備えれば、エアーの排出能力が高まり、より信頼性が高まります。
    トラップ1個にて2台以上の釜のドレンを処理すれば、相互干渉して各々の釜の能力が低下いたしますから、必ず個別に取付けて下さい。
 
チェックポイント
 
対象機器 スチームジャケット釜
安全係数 3
最適型式 逆バケット式(ラージベント付)
2010シリーズ880シリーズ
80DCシリーズ
代替型式 フロート式【TF-6シリーズ
ベローズ式【TTFシリーズ

<その5へ その7へ>
このページのトップへ
8, システム別の使用参考例。 < スチームライブラリ- < スチームカウンセリング < HOME