■トラップの選定 |
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安全係数&トラップ |
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1、 |
一定圧力の場合 |
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逆バケット式スチームトラップ又はフロート式トラップを採用します。 |
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●安全係数は2。 |
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2、 |
変動圧力の場合 |
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フロート式トラップ又は逆バケット式スチームトラップを採用します。
_(1)蒸気圧力が0〜0.1MPaの時
定格ドレン発生量を作動圧力差0.01MPaにて排出できること。 |
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●安全係数は2。 |
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_(2)蒸気圧力が1を超え0.2MPa以下の時 |
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●安全係数は2。 |
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_(3)蒸気圧力が0.2MPaを超える時
定格ドレン発生量を最大作動圧力差の1/2の圧力に排出できること。 |
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●安全係数は3。 |
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3、 |
圧力が一定または変動するサイフォンドレンの場合 |
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逆バケット式スチームトラップのラージベント付を採用します。 |
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(1)圧力が一定の場合 |
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ラージベント付逆バケット式スチームトラップは、作動圧力差において排出できること。 |
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●安全係数は5。 |
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(2)圧力が変動する場合 |
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●安全係数は3。 |
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ラージベント付逆バケット式スチームトラップは、最大作動圧力差の1/2の圧力にて排出できること。 |
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●安全係数は5。 |
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[ 注意 ]
大量のエアーをすみやかに処理するときには、熱交換器に上部にベローズ式に空気抜弁を取付け、逆バケット式スチームトラップを採用します。 |
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取付方法 |
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多管式、プレート式、コイル式熱交換器のいずれの場合でも重力にてドレン排出を行う場合は、トラップは加熱コイルの下部に取付けて下さい。
圧力の変動があるときには、バキュームブレーカーを取付けなければなりません。フロート式トラップは内蔵型として、I.B.式トラップの時はその前に取付けて下さい。
ドレン溜を大きく取れば、ドレンの負荷が大きくて作動圧力差が小さくても、ドレンの排出は確実に行うことができます。
圧力が変動する場合には、ドレンの回収管に圧力が加わらない様にしなければなりません。しかしやむをえず立ち上げて回収するときには、下記事項に従って下さい。 |
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(1)立上り管の高さに作動圧力差0.01MPa当り1m以上立上げないで下さい。
(2)トラップに背圧がかかる時には、トラップの前に低圧用のセイフティドレントラップを設置して下さい。
(3)トラップの前で立上げを行い、スチームロッキングの恐れがある場合にはフラッシュスチームを完全に排出することが出来る逆バ
_..ケット式スチームトラップを使用して下さい。 |