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取付方法 |
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(1) |
ドレン回収管の中はフラッシュスチームとドレンが流れます。各々の蒸気機器から排出されたフラッシュスチームとドレンは、リターンヘッダーに一度集められたのちフラッシュタンクに送られてきます。
フラッシュタンクに送られた各々は、フラッシュタンクから再び使用されるフラッシュスチームの圧力に見合ったドレンとフラッシュスチームに分離され、使用されます。 |
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(2) |
フラッシュタンクの設置によりドレン回収管内に圧力が生じるため、各蒸気機器に取付けたトラップにとってはその圧力が背圧として作用いたします。従ってフラッシュタンクを設置してドレン回収を行う場合には、各々の蒸気機器に取付けられるトラップは背圧に対して許容性が大きく、低圧においても十分な排出量をもつものを取付けてください。 |
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(3) |
ドレン回収管は下り勾配にて配管をし、ドレンがフラッシュタンクに重力にて流入するように施行して下さい。
ドレンのリターンヘッダーを設けず複数のドレン管を接続する場合には、使用しない機器に逆流の防止をし、ドレン回収を有効にするためチェッキ弁を取付けて下さい。 |
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(4) |
フラッシュタンクお設置場所は、ドレン発生量が最も多い機器に近接して設置して下さい。 |
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(5) |
ドレン回収管、フラッシュタンク、低圧蒸気ラインには保温材にて保温をし、放熱ロスを防止して下さい。 |
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(6) |
タンクの入口側配管には、スプレーノズルを取付けないで下さい。もしノズルに詰まりが生じた時、ドレンの流れ止まり、タンクへ流入される蒸気機器が機能を停止させることにもないかねません。 |
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(7) |
フラッシュスチームを利用する低圧ラインの蒸気機器には、必ず個別にトラップを取付けて下さい。そしてさらに低圧ラインのドレン回収管へ排出できるようにして下さい。 |
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(8) |
フラッシュタンクの上部にはベローズ式の空気抜弁を取付け下さい。ドレン回収管には大量のエアー等が混入してきます。これを処理するため、右図に示すように配管して下さい。 |