■スチームトラップが必要な理由
| 必要なわけ 1 |
ウォーターハンマーの防止のため
輸送管内のドレンは管底に溜り、高速度で流れる蒸気により押されます。その際ドレン除去が不十分であると管底のドレンの波が徐々に高くなり、管の頂上に達し、ピストン状になったドレンが蒸気に押されて高速度で進行します。これが弁や管曲り部に衝突して大きな音と振動を生じます。
この現象をウォーターハンマーと呼んでいます。騒音ばかりでなく、継手類の緩みを生じさせたり、弁を破壊させたりする事もあります。このウォーターハンマーを防ぐにはスチームトラップによる十分なドレン排出が必要です。 |
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| 必要なわけ
2 |
蒸気機器における熱効率の低下防止のため
ドレンは蒸気システム内に介在すれば熱効率の低下をもたらします。なぜならば蒸気が潜熱を対象物に与えてドレントなると、保有する熱量が少なくなり熱伝導効率も低下します。従ってドレンは速やかにスチームトラップで蒸気システムから排出しなければなりません。 |
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