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スチームトラップバリエーション
 
 

スチームトラップは、作動原理により以下に大別されます。

  1. メカニカルタイプ:蒸気とドレンの比重差を利用して機械的に作動。
  2. サーモスタティックタイプ:蒸気とドレンの温度差を利用して作動。
  3. サーモダイナミックタイプ:温度と流体力学的特性を利用して作動。

アームストロングコネクタースチームトラップは、この3種類すべてのタイプのスチームトラップバリエーションを揃えています。用途に合わせてセレクトできます。

 

アームストロングコネクターシリーズスチームトラップは、スチームトラップ本体と配管コネクターにより構成されています。
配管コネクターは360°どの方向からも配管ができます。後は2本のボルトでトラップ本体を装着して完成です。
蒸気ラインの一番のロスは故障トラップの放置です。コネクターシリーズなら2本のボルトで脱着可能な為、交換時の省力によりすぐに交換できます。

 
 
スチームトラップバリエーション
型式 2010 2011 2022
外観
バケット式

バケット式

バケット式
最高使用圧力 2.8MPaG 2.8MPaG 4.5MPaG
オリフィス別
最高作動圧力差
#38(2.5mm):1.4MPa 5/32"(4.0mm):0.49MPa
1/8"(3.2mm):0.87MPa
7/64"(2.8mm):1.4MPa
#38"(2.5mm):1.75MPa
5/64"(2.0mm):2.8MPa
7/64"(2.8mm):2.1MPa
#38"(2.5mm):4.5MPa
最高使用温度 427℃ 427℃ 315℃
材質

本体:ステンレス鋼(Gr304L)
弁体・弁座:焼入クロム鋼
内部部品:ステンレス鋼(Gr304)

本体:ステンレス鋼(Gr304L)
弁体・弁座:焼入クロム鋼
内部部品:ステンレス鋼(Gr304)
本体:ステンレス鋼(Gr304L)
弁体・弁座:焼入クロム鋼
内部部品:ステンレス鋼(Gr304)
故障時の作動
(開or閉)
(多くの場合)
開(吹き放し) 開(吹き放し) 開(吹き放し)
排出量 230 kg/h
@△P=1.4MPa
350 kg/h
@△P=2.8MPa
オリフィスサイズ5/64"の場合
550 kg/h
@△P=4.5MPa
オリフィスサイズ#38の場合
主な特長・用途 メカニカルタイプの逆バケット式の為、トラップ入口側に対しドレン滞留は無。ウォーターハンマー防止を目的とする蒸気主管用や、蒸気を熱媒として使用し、熱効率を求める場所や小型の装置への使用に適しています。故障時の作動は開作動(吹き放し)になりやすい為、詰りによるラインへの影響が心配な用途にも適しています。
圧力1.4MPa以下の蒸気主管やトレースライン等の低負荷ライン用 圧力2.8MPa以下の蒸気主管やトレースライン等の低負荷ライン用 圧力4.5MPa以下の高圧蒸気主管用
 
 
スチームトラップバリエーション
型式 WT-2000 TT-2000 CD-3300
外観
サーモスタチック
ウエハー式

サーモスタチック
ベローズ式

サーモダイナミック
ディスク式
最高使用圧力 2.8MPaG 2.1MPaG 3.1MPaG
オリフィス別
最高作動圧力差
2.8MPa 2.1MPa 3.1MPa
最高使用温度 343℃ 飽和蒸気温度 400℃
材質 本体:ステンレス鋼(Gr304L)
ウエハー:ハステロイ
本体:ステンレス鋼(Gr304L)
ベローズ:リン青銅
本体:ステンレス鋼(Gr420L)
ディスク:ステンレス鋼(Gr420)
故障時の作動
(開or閉)
(多くの場合)
閉(詰り) 閉(詰り) 開(吹き放し)
排出量 31 kg/h
@△P=2.8MPa
飽和温度-11℃の場合
1350 kg/h
@△P=2.1MPa
飽和温度-6℃の場合
360 kg/h
@△P=3.1MPa
主な特長・用途 開弁の為に飽和蒸気温度から10℃以上の温度低下が必要。ウェハータイプの為、弁開度も小さく用途としては低負荷のトレースや蒸気主管用、蒸気用空気抜弁としても使用可。 開弁の為に飽和蒸気温度から5℃以上の温度低下が必要。ウェハータイプに比較して開弁時の弁開度が大きいので、ドレン滞留はするが作動時の排出能力は高い。ウェハータイプも同様にドレン滞留するトラップは基本的に蒸気ロスゼロの為、実質的には最も省エネ対応可。但しドレン滞留レベルに注意が必要。 作動原理上、閉弁時に蒸気の巻込ロスがある為、省エネ的には利点がなく比較寿命も短い。但し明確な間欠作動によりトラップの良否が簡単に分かるため日常管理により不良トラップの早期発見が可能。

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